東京メトロ銀座線2014/07/26 00:21

東京メトロ銀座線

東京メトロ銀座線
東京メトロ銀座線の渋谷駅です。
メトロ、つまり地下鉄です。
なのに、駅はビルの2階部分にあります。
これは、渋谷駅が『渋谷』という『谷』の底にあるからなんです。

東京メトロ銀座線
渋谷を発車した電車は、ビルの谷間に吸い込まれて行きます。

東京メトロ銀座線
こんな所を通り、この先で、『青山』と言う『山』に掘られたトンネルへと入って行きます。
そこから、本物の地下鉄になります。

こんなのを見つけました。
東京メトロの深度図です。
http://sawadaspecial.com/mirror/metromap.jpg
なるほどねぇ。

これを見ると、丸ノ内線も2カ所地上に出てますね。
正確に言うと、地上に出ると言うより『土地が低くなったのでトンネルが突き抜けちゃった』ってことです。
昔に作られた地下鉄なので浅いところを走ってますからね。

四ツ谷は、地名こそ『四ツ谷』ですが地形が『谷』かどうかはわかりません。
丸ノ内線が出てくるのは、江戸城外堀の中です。
赤坂見附の外堀には水があってボートに乗れるし、市ヶ谷の外堀にも水があって釣り堀があります。
赤坂見附と市ヶ谷に挟まれてる四ツ谷のお堀は、JR四ツ谷駅や、テニスコートもあります。
埋め立てたんでしょうかね。

もう一カ所は後楽園の辺りです。
ここは、『茗荷谷』と言う『谷』の底ですね。
池袋を出発して『大塚』という『塚』の下を通って、茗荷谷の駅を過ぎると線路が地上に出てしまいます。
で、ここには車両基地があります。地形をうまく使って作ったんでしょうね。
そして、建物の2階にある後楽園の駅を過ぎると、本郷あたりで再び地下に入ります。
つまり、土地が盛り上がってくるわけです。
『本郷』っていう地名は、昔から地域の中心地だった事を表す地名です。昔って言うのは1000年以上前です。
やはり、地域の中心地は高台の水害に対して安全な場所に作られたんですね。

で、実は、もう一カ所、丸ノ内線が姿を現す場所があります。
それは、お茶の水です。
ここは、丸ノ内線が江戸城外堀の上を渡ります。
東京メトロ丸の内線
こんな景色です。
ここは有名な撮影ポイントで、このときのブログは、こちら

いやぁ、なんか「ブラタモリ」みたいです。