表参道あたりの植物 ― 2011/10/06 01:15
Sign&Display-78 ― 2011/10/07 00:36
Sign&Display-79 ― 2011/10/08 00:24
EPUB3の電子書籍 ― 2011/10/09 06:09

…本当はちょっと違います。なんか、流れ的にそうだし、みんながEPUBって言うし、有名どころのビューアがサポートしてるからです。…でも、それでいいんです。商売ですから。
今や、AppleやGoogleをはじめとする大手がEPUBをサポートしています。したがって、当然サポートする端末も増えてくるわけです。その結果、電子書籍の売り先が増えます。
でも、本当にEPUBで電子書籍を作ると『どの端末でも読める本』が出来るのでしょうか? みんなに買ってもらえるのでしょうか?
一冊作ると、ReaderでもパナでもガラパゴスでもiPadでもClomeでもSafariでも読めるのでしょうか?
違いますよねっ。
確かにEPUBの規格は(ほぼ)決まりました。しかしながら、その使い方はだれも決めていないのです。
規格が決まっていても、何かを表示したいときに、何を使って、どのような組合せで、どのような順序で、タグを入れればよいのかが決まっていない(自由に書ける)のです。
また、CSS3が出てくるわけで、この記述方法は(プログラムを作る側から言えば)ほぼ無限です。無限の記述方法に対応出来るプログラムは、私には作れません。
そしてこれは、作る側だけの話ではありません。表示する側の問題も、また、大きいです。
どのタグが来た時に、どのように判断し、どのように表示するのか、が統一されていません。これは、ハードの制約、ソフトの制約(技術力)による部分も要因としてあります。一言で表示と言っても日本語組処理、しかもリフロー(?)なわけですから、そう簡単ではありません。
思い出してください。昔、インターネットがはやり出した頃、ホームページにこんな記述がありませんでしたか?
『このホームページはIE3で検証してあります。』
そうです。ブラウザによって表示が違うので、こんな断り書きが必要だったんです。ネット上にある『HTMLタグ辞典』にだって、サポートしているブラウザを記述してるものが普通にあります。
『HTML』でさえこうなんです。ましてやEPUBは『HTML5+CSS3』です。
先が見えてきませんか?
『この電子書籍はSafariでしか読めません。あっ、でも、もうすぐWebKit2はなくなるので、読めるのもその時までです。SteveJobsさえ生きてたらAppleもこんなことにはならなかったのに。』っていうような注意書きが必要になります。
では、どうすればよいのでしょうか?
みんなで話し合うしかないですよね。
この際、『この人は好き』『あいつの言う事だけは聞きたくない』『あの時呼んでもらえなかったし』『ここにぶらさがってればお金が入ってくる』…という考えは捨てて仲良しになりませんか。
子供じゃないんですから。お仕事です。
いまは、早い者勝ちみたいに、みんな『EPUB電子書籍』発表してますけど、それじゃぁダメでしょ。
大体、IDPFのvalidatorさえ通らないEPUBってたくさんありますよね。(政府系の白書でさえ通らないですから)
そんなEPUBを、いくら発表したところで、デファクトになんかならないですよ。
…もっとも、ビューア側がそれを許して表示しているのも問題(?)ですよね。…っていうより、そこまで見れないし、自分なりに、それなりに表示するしかないんでしょうね。
ニンジンとじゃがいもと玉ねぎと肉とまな板と包丁と鍋とルーと塩コショウが揃いました。
肉は最初に炒めた方がおいしいです。
玉ねぎは八つ切り以外にも、みじん切りも認めましょう。
ニンジンを入れるタイミングでルーを入れないでください。
トマトジュースはオプションです。
…ってことで。
おいしいカレーを作りましょっ。
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